英語の絵本を楽しく紹介
世界30ヶ国以上で翻訳されている"The Giving Tree"は「大きな木」という邦題がつけられています。
少年と1本のりんごの木が登場し、木の少年への愛を書いた絵本です。
シンプルな絵の奥には深い、とても根深い意味が込められているように思います。
◆絵本の出だし
"Once there was a tree,
and she loved a little boy.
And everyday the boy would come
and he would gather her leaves..."
男の子とりんごの木はとっても良いお友達。男の子は木になっているりんごを食べ、枝をブランコにして遊び、幹の上を滑り台にして遊びいつも一緒でした。
木もとっても幸せでした。
ところが男の子が青年、大人へと成長するにつれて木との距離は開き、さらにたまに木の元へ行ってはお金が欲しい、家が欲しい、などとたくさんのお願いをし続けます。
それでも木は男の子の言うとおりに自分が持つ全てのものを与え続けます。
そしてとうとう木の切り株だけが残り、もう何もあげるものはなくなってしまいます。
その時かつての男の子は、そして木はどうしたのでしょう?
少年を「自分自身」に置き換えたとしたら、あなたにとってりんごの木の存在は一体誰でしょう?
「無償の愛」を感じる感動の1冊であり、読み手のその時の気持ちや環境によって幾通りにも解釈の仕方がある面白い1冊でもあります。
◆レッスンアイデア
①日本でもおなじみの「大きな栗の木の下で」を歌ってみましょう!
<参考歌詞>
Under the spreading chestnut tree
There we sit both you and me
Oh, how happy we will be
Under the spreading chestnut tree
②フェルトで"Apple Tree"を作ってみましょう!
<準備するもの>
・緑・茶・赤のフェルト地
・マジックテープ
・はさみ
・グルーガン
<作り方>
①緑・茶色のフェルトを好きなようにはさみでカットし木を作ります
②赤のフェルトは丸く切りりんごにします
③りんごと、木の上にマジックテープをつけます
④何度でもりんごをつけたり外したりすることができる「りんごの木」の完成!
ママも一緒にご参加いただくコースです。
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